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第4講での学び

    291

    スタッフ291のちょっと一息Tea Break

    スタッフ291です。

     前回のブログで、セミナーに参加し自分の中に起きた小さな変化について触れました。全4回のセミナーでしたが、各回ともに多くの学びがあり、社会を構成する者としていかにしてビジネスを行っていくかについて、考え方の気づきを得ました。

     第1回ではぼんやりとしていたビジネスの流れが、第4回目ともなると、お客様と共に広がる未来を想像するようになっていましたので、それだけでも自分自身「おぉっ」と思ったのですが、最後の最後に、細かなハウツーを凌駕する大切なことを学びました。

     子ども時代の身近なビジネスマンといえば父親を思い浮かべるのではないでしょうか。今でこそ、男女共に社会で働き続ける時代になりましたが、私の子供の頃はまだまだ父親が働きに出て、母親は家で家事育児という構図が色濃かったのです。朝、行ってきますと家を出てしまうと、帰宅は深夜。あまり顔を合わさない父親に、無邪気な幼児の私は、「また来てね~」と声をかけていたようです。家族のために働いているのに何という一言。それだけ家族と過ごす時間を削って長い時間をかけて通勤しても、長時間勤務であっても、父から仕事の愚痴を聞いたことはありませんでした。もともとエネルギッシュなタイプであったともいえるのですが。そんな父から「仕事に命を懸けている」と言われたことがあり、子供心に、それだけ本気で働いているのだと思った記憶があります。社会人になると、仕事の大変さも身に染みるようになり、改めて父の大きさを実感として感じるようになったのです。そして思い出す「命を懸けるほどの仕事」というキーワード。

     働く理由は千差万別。一歩踏み出す時には「情熱」を持ち、そこには思い描くビジョンがあると思います。そのビジョンは個人が到達できる実現可能な目標であったり、はたまた大きな時の流れの中でめざす社会目標であったりします。第4講では、その「情熱」が他者に伝わることが、一緒に仕事をしたい、この人に頼みたい、と思う大きな動機付けになると教えて頂きました。これまでの働く父の姿や、目を輝かせてビジネスを展開する周りにいる人たちの行動が腑に落ちたのです。自分自身を振り返ってみると、大きなビジョンというとおこがましく、小さな目標を掲げて働き始めたことを思い浮かべるにとどまるのですが、それでも「情熱」であることに変わりはなく、さぁここから広げていこう!と、前向きな力が漲ってきたのです。

     働くことは責任が伴うため、勿論楽しいことばかりではありません。でも、そこに「情熱」があると、自分自身は心が満たされ、お客様や仲間達にも明るさが伝わるのもまた真実かと思うのです。