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大輪の花火を見あげて感じたこと

    291

    スタッフ291のちょっと一息Tea Break

    スタッフ291です。

     8月の最初の週末は、ここ海浜幕張で幕張ビーチ花火フェスタなる花火大会がありました。2万発以上の花火が打ち上げられる千葉市の大きな花火大会で、毎年の夏の楽しみの一つです。

     私は、弊所(社会保険労務士事務所)で働くようになってから、色々な職業・様々な働き方について気になり考えるようになりました。多種多様な仕事がある中で、仕事に向き合う環境に思いを馳せながら、働く人皆が働くことに幸せを感じる世の中だといいなと思うようになったのです。子供と読む絵本に「しごとば」という本があるのですが、この絵本をみる眼差しも、「いろいろなお仕事があるね」から「真剣さや熱い思いを感じるね!」といった受け取り方へ変わりました。

     花火職人の方は、1年の大半を、花火の火薬(ホシ)作りに費やし、沢山出来ると割薬と共にガワに詰めていくそうです。そして当たり前ですが、どんなに丁寧に作っても、花火として打ち上げられると一瞬で燃えて消えていきます。その儚さと引き換えに、花火を観た人たちには、大きな感動や楽しかった記憶が思い出として長く心に残るのです。 

     何かを作る仕事は、橋やビルのように長く存在し続けるものを作る場合もありますが、花火のような燃えてなくなるものの記憶や思い出を作り出すというものもあります。大きくも儚い花火を見上げて、私の仕事は何を作り出しているのだろうかと考えていました。私が向き合っている仕事は、何かを作り出す仕事、いわゆる「モノづくり」とは異なりますが、手と頭を使っていくうちに、お客様が知らず知らずのうちに安心して快適に過ごせるようになるお手伝いをさせていただく仕事だと思っています。柱や床のように、目立っては見えないけれど住む人を守る存在。そうであったらいいなと思い、日々向き合っています。